日本の映画である。
家督を継いでいる信忠も、共に自害した。
織田家筆頭家老・柴田勝家は出遅れ、近くにいた丹羽長秀は出陣しなかった。
混乱の中、織田家の跡取りは、評定で決することになった。
場所は、尾張、清須城である。
柴田勝家は、前田利家を引き連れて、意気揚々と清須城にやってきた。
そして、思いを寄せるお市の方に、挨拶に出向く。
勝家は、長秀と示し合わせ、跡取りには三男の信孝を押すことにした。
お市は、夫・浅井長政と息子を秀吉に殺されているので、怨みに思っている。
秀吉は、主君信長の命令に仕方なく従っただけだった。
彼も、お市に心を寄せていた。
天下を狙う秀吉は、軍師・黒田勘兵衛と話し合い、次男・信雄を推す。
さらに、信長の弟・三十郎信包も味方につけた。
評定の方は、滝川一益が遅れていて、なかなか開かれない。
秀吉は、寧々を呼び寄せ、宴を開いた。
又、一益を待つ間、余興として旗取り大会が開かれた。
勝ったのは、勝家率いる信孝チームだ。
負けた秀吉は、信雄に愛想を尽かし、黒田勘兵衛と二人、河原へ行く。
そこには、信忠の嫡男・三法師が、母・松姫に連れられて遊んでいた。
ふざけるのが過ぎて評論家に貶されるのを恐れた、と感じた。
中途半端なコメディになってしまっている。