リチャード・ウィドマーク主演、アメリカの映画である。
ニューヨーク市警の敏腕刑事マディガンは、仕事一筋で家庭を顧みない。
妻のジュリアは、そのことが大いに不満だ。
ある日マディガンは、相棒のボナーロ刑事と共に、ブルックリンのヤクザ・ベネシュのアパートに踏み込んだ。
彼らは、ベネシュ逮捕に失敗した。
その上マディガンは、拳銃を奪われてしまった。
ベネシュは、既に殺人を犯している。
奪った拳銃で、また、人を殺すかも知れない。
上司のラッセルは、マディガン達に、72時間以内に逮捕せよと命令した。
ラッセルは、この他にも頭の痛い悩みを、多数抱えていた。
マディガン達は、聞き込みを始める。
妻ジュリアの不満は、爆発直前だ。
仕方なくマディガンは、勤務中ではあったが、ジュリアをパーティーに連れ出した。
その頃、2人の警官数撃たれ、1人が即死した。
マディガンの拳銃が、使われたのだった。
西部劇では名脇役のリチャード・ウィドマークが、今回は、主役である。
彼の個性が、存分に発揮されている。
ただ、観た後、スッキリしない作品だ。
監督は、モヤモヤしたものが残るように作ったのだろう。