日本のアニメーション映画である。
東京にある微生物研究所が、武装集団に襲われた。
犯人は「殺人バクテリア」 を盗みだし、研究所を爆破して逃げた。
そして、「七日以内に、行動に移る」 と、ネット上にテロ組織「赤いシャム猫」 の名前で犯行声明を出した。
その頃、鈴木財閥の鈴木次郎吉は、怪盗キッドに挑戦状を突きつけていた。
鈴木財閥が開発した最大の飛行船に、「レディー・スカイ」 という宝石を保管しているから、盗めるものなら盗んでみろと。
キッドからは、大阪に着く夕方5時に頂戴に行くと、返事がきていた。
飛行船には、コナンをはじめとする、いつものメンバーが乗り込んでいる。
キッドが盗む ( 捕まる ) ところを独占放送するテレビ局のスタッフや、ジャーナリストの藤岡も、乗り込んでいた。
キッドが現われるまでの時間、皆、のんびり過ごす。
最上階のスカイラウンジに保管されている「レディー・スカイ」 を、みんなで見に行ったりもした。
みんながいなくなってから、蘭は、もう一度宝石を見に行った。
そこには、ウエイターが一人立っていた。
蘭は、彼がキッドだと見破ったが、キッドは工藤新一に変装した。
キッドは、上手く蘭を騙して、難を逃れた。
少年探偵団のメンバーは、こっそり飛行船内を探検している。
コナンが少年探偵団と合流した時、「赤いシャム猫」 が飛行船内に侵入してきた。
彼らは数カ所に爆弾を仕掛けながら、船内を制圧した。
コナン達を除いて、全員が、人質となったのだ。
劇場版のシリーズ第14作目である。
既に20作品を超えている。
人気が衰えないのは、緻密なプロットにある。
脚本に、全く手抜きがない。
きちんと伏線を張って、筋が破綻していない。
邦画でよく見られる「アトセツ」 など、全く無い。
だから、人気が続くのだ。
この作品も、最後まで目が離せない。