captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

十三人の刺客 ( 1963 )

日本の時代劇映画である。

 

弘化元年 ( 1844年 ) 。

 

明石藩江戸家老、間宮図書が、筆頭家老土井利位の家の門前で腹を切った。

 

そこには、明石藩主松平斉韶の乱暴狼藉への訴状が置かれていた。

 

松平斉韶は、12代将軍徳川家慶の弟であり、近々老中に抜擢されることになっていた。

 

その身分ゆえ、簡単には裁けない。

 

間宮の命懸けの訴えに応えたい土井は、旗本島田新左衛門に、斉韶の暗殺を命じた。

 

死に場所を探していた島田は、快く引き受ける。

 

問題は、いかにして固い警護をかいくぐるかだ。

 

島田は、腕利きの剣客を集めた。

 

斉韶は、参勤交代が終り、国に帰る。

 

その道中を狙うことにした。

 

明石藩には、島田と旧知の鬼頭半兵衛が、側用人として付いている。

 

彼は、実力で地位を得た切れ者だ。

 

島田は策をめぐらせ、参勤交代の一行を2分させる。

 

そして、斉韶ら五十数名を、中山道落合宿に引き込んだ。

 

島田らは、既に落合宿に入っていて、数々の罠を仕掛けてある。

 

そこへ、斉韶一行がやってきた。

 

戦闘が始まる。

 

長い戦闘シーンは、迫力がある。

 

サムライの言葉遣いが、少し聴き取り難い所もあるが、最近の邦画と違って、台詞が丁寧だ。

 

それぞれの刺客個人の背景が、あまり描かれていない。

 

だから、殺されても感情が動かなかった。

 

大物俳優が、多数出演している。