スペイン・イタリア合作、マカロニ・ウエスタンである。
南北戦争の最中、賞金稼ぎのランキー・フェローは、現金輸送馬車を密かに追っていた。
盗賊が馬車を襲撃した後で賊どもを撃ち倒し、現金を無事に届けて賞金を稼ぐのだ。
ライフルに取り付けた望遠スコープで、崖の上から襲撃を見物する。
その日は、サンチェス一味が現金輸送馬車を襲っていた。
一味は、襲撃の後、二手に分れた。
1つは、襲った騎兵隊の制服を着て、銀行を襲うために町に向かった。
ボスは、手下2人と奪った10万ドルを手にして、隠れ家へ向かう。
ランキーは、この3人を射殺して現金を取り戻し、一足先に町へ着いた。
そして、保安官と協力して、襲ってきた一味を全滅させた。
これでまた、賞金が手に入った。
町の実力者コリンズは、ランキーの腕を見込み、金塊輸送の護衛を依頼した。
勿論ランキーは、引き受けた。
金塊を狙っているのは、かつてランキーの弟を殺したケネベック一味だった。
主人公は、一度も危機に陥ることが無く、最後まで強い。
殴り合いは、しないが。
また、酒を飲むシーンも、女を抱くシーンもない。
ただひたすら、悪い奴を撃ち倒すのだ。