captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

溺れるナイフ

日本の映画である。

 

中学三年の望月夏芽は、東京でモデルをしていた。

 

父が、実家の稼業である旅館を嗣ぐため、一家で浮雲町に引っ越す。

 

そこは、海辺の田舎町だ。

 

引っ越し当日の宴会を抜け出した夏芽は、鳥居のある海岸を散歩した。

 

そこで、泳いでいる金髪の少年と出会う。

 

少年の名前は、長谷川航一郎 ( 通称コウ、コウチャン ) といい、町の実力者の息子だ。

 

翌日、転校初日の夏芽は、クラスのみんなに注目された。

 

雑誌の表紙を飾ったこともある、有名人だからだ。

 

ただ、コウだけは冷めた態度だった。

 

そんなコウに、夏芽は惹かれる。

 

そして2人は、付き合い始めた。

 

浮雲町で、年に一度の火祭りが開かれた。

 

祭の最中、夏芽はレイプされそうになる。

 

その事件が切っ掛けで、夏芽とコウは、別れることになった。

 

主演2人のファン以外には、見るに堪えない作品だろう。

 

最後まで観るのに、忍耐が要った。

 

花より男子」 や大林宣彦監督の尾道三部作を意識しているような印象を受けたが、レベルが低すぎる。

 

この作品は、原作の方が、圧倒的に面白い。

 

マンガを実写化して失敗する典型的なパターン、と言える。

 

映画制作を目指している人は、このような駄作を数多く観ておく必要がある。

 

そして、自分なら、どこをどう変えるか、シミュレーションするのだ。