アメリカの映画である。
1917年、スティーブ・ファーモイルは、ボストンの教会に助任司祭として赴任した。
この教会のモノハン司祭は、リアリストだった。
理想主義者のファーモイルは、意見が合わず、対立ばかりした挙げ句に、自分の主張を本にして出版した。
これがグレノン大司教の目に止まり、ファーモイルは貧しい教区の教会に移されてしまう。
そこで、病気をおして貧しい人達に尽くすハーリー神父と出逢い、ファーモイルは謙虚さを学んだ。
成長したファーモイルは、グレノン大司教のもとに、呼び戻された。
ファーモイルの妹は、異常妊娠で苦しんでいたのだが、聖職者である彼は、妹を堕胎させることが出来なかった。
それで、妹を死なせてしまう。
心に傷を負った彼は、聖職者をやめようとしたが、グレノン大司教は、彼に長期の休暇を与えたのだった。
彼は、ウィーンに渡り、英語を教え始めた。
とても長い。
SFやアクションの対極にある作品である。
多くの人は、退屈に感じるだろう。
聖職者というものを理解していないと、感情移入できないだろう。