やや古いアメリカの映画である。
1932年。
新聞記者バークは、ニューオーリンズで開かれる曲芸飛行大会を取材に来た。
そこでパイロットのロジャーと出会う。
ロジャーは第一次世界大戦で活躍した英雄だが、今は、曲芸飛行の賞金で不安定な生活をしていた。
金が無いので、競技の間に休憩する部屋も借りられない。
同情したバーグは、自分の部屋を提供してやった。
ロジャーと一緒にいたのは、妻のラバーンと整備士のジッグスだ。
この三人が同棲していることに、バーグは興味を持った。
そして、ラバーンの話を聞いて面白く思ったので、記事にしようとしたが、編集長は反対する。
それでも強引に記事にしようとしたバークは、クビにされてしまった。
競技が始まった。
ロジャーの飛行機は、衝突して墜落してしまう。
運良くロジャーは無事で、翌日も出場したかった。
そこで、妻のラバーンを利用して、彼女に色目を使っている男の飛行機を譲り受けようと目論んだ。
戦時には英雄でも、平和な時には注目されない。
寂しい男の物語と言える。