アメリカの映画である。
クリントン夫妻をモデルにしている。
民主党、ジャック・スタントン州知事は、大統領選に立候補した。
祖父を有名な政治家に持つ黒人青年ヘンリーが、選挙参謀に抜擢される。
ジャック自身は言動が軽く、少し頼りないが、妻のスーザンはしっかりしていて有能だ。
ジャックはテレビ討論会で成功し、支持率が上がる。
しかし支持率が上がるほど、マスコミの餌食にされる。
スキャンダルが、暴かれるのだ。
スーザンは、スキャンダル潰しのプロ、リビーを雇い入れた。
彼は早速、ジャックの不倫記事が捏造であることを突き止め、揉み消しに成功する。
相手陣営のハリスと、互いにスキャンダル暴露合戦が続く。
特にジャックは女性関係にだらしなく、話題に事欠かない。
ついに、10代の女性を妊娠させたことが報道されて、ピンチを迎えた。
テンポが良く、飽きさせない。
アメリカの選挙では、ここまでやるのかと、感心する。
潔さを美徳とする日本では、こんな選挙戦は考えられない。
グローバル社会を生きて行くには、こういう作品を観て、相手の文化を知る必要がある。
いい、教科書だ。