吉岡秀隆主演、日本の映画である。
東京オリンピックの年1964年、東京の下町も活気に溢れていた。
茶川龍之介の家にも、ついに白黒テレビがやってきた。
龍之介は、オリンピックが観られると大喜びだ。
向いの自動車修理工場、鈴木モータースにも、テレビが来た。
こちらは、カラーテレビだ。
小説家である龍之介は、「冒険少年ブック」 に連載を持っているが、このところ、新人作家に押され気味で、連載打ち切りの危機だ。
高校生になった淳之介は、龍之介の意向もあって、東大を目指して勉強している。
しかし、彼は小説家になりたいのだった。
鈴木オートの息子一平は、親の仕事を馬鹿にして、エレキギターに明け暮れている。
腕の良い従業員の六子は、菊池医師に恋していた。
そんな頃、龍之介に「チチキトク」 の電報が届く。
感動されて東京に出てきた龍之介は、帰郷するのを拒むのだが、妻のヒロミに説得されて、実家に戻る。
結局、親子喧嘩で別れた。
シリーズ三作目だ。
ほのぼのとした、いい映画である。