captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

菩提樹

西ドイツの映画である。

 

名作「サウンド・オブ・ミュージック」 と原作を同じくする、いわば先行作品だ。

 

オーストリアザルツブルク

 

第一次世界大戦においてUボートの艦長として活躍したトラップ男爵には、7人の子供がいた。

 

妻に先立たれ、子供達の世話に家庭教師を雇っている。

 

しかし、トラップは軍隊式の厳しい教育を施しており、その厳しさゆえ、家庭教師は次々にやめていった。

 

ある日、見習い修道女のマリアが、家庭教師としてやってきた。

 

最初の夜、マリアは子供達は歌が好きだと言うことに気づいた。

 

トラップが旅に出ている間、マリアは子供達を自由に教育した。

 

マリアがギターを弾き、子供達が歌うのだ。

 

旅から帰ってきたトラップは、大いに驚いたが、マリアの頑固さ、気の強さもあって、受け入れるしかなかった。

 

トラップは、いつしかマリアに恋をし、結婚を申し込んだ。

 

修道院長は、2人の結婚を認める。

 

マリアと7人の子供達は合唱団を結成し、ザルツブルグ音楽祭で一位を獲るほどになった。

 

その頃ナチスは、オーストリアをドイツに併合した。

 

ナチスのトラップは、一家でアメリカに亡命することにした。

 

当たり前だが、「サウンド・オブ・ミュージック」 と流れは同じだ。

 

これはミュージカルではないので、歌は少ない。

 

ただ、子供達の歌は「本物」 の美しさがある。

 

歌が少ない分だけ、感動的だ。

 

さらに、景色がとても綺麗である。

 

この後、「続・菩提樹」 が公開された。