シェイクスピアの「夏の夜の夢」 を原作とする、アメリカの映画である。
ファンタジック・コメディだ。
少女ハーミヤは、親が決めた結婚相手ディミトリアスではなく、ライサンダーと愛し合っていた。
この時代、親が決めた相手と結婚しなければならなかった。
ハーミヤとライサンダーは、駆け落ちする。
ディミトリアスに恋をしているヘレナは、このことを彼に耳打ちした。
駆け落ちを知ったディミトリアスは、2人を追いかける。
そのディミトリアスを、ヘレナが追いかける。
さて、2人が逃げ込んだ森には妖精がいた。
妖精の王オベロンは、妻のタイタニアと揉めている。
オベロンは、悪戯好きの妖精ベックを呼んで、魔法を使わせる。
寝ている間にまぶたに垂らした魔法の液体で、目覚めた後、最初に見た人を好きになるというものだ。
これでドタバタ騒動が巻き起こる。
原作は立派だが、映画自体はB級と言える。
セットは張りぼて感丸出し、役者の台詞は舞台のように大げさだ。
舞台っぽく見せることが、狙いなのかも知れないが。