アメリカの映画である。
ニューヨークでデザイナーをしているメラニーは、仕事も恋愛も順調だ。
大きなショーを成功させ、恋人のアンドリューからはプロポーズされた。
アンドリューの母ケイトは、ニューヨーク市長で、セレブである。
しかし、メラニーは素直に喜べない。
彼女には、7年前に分れたまま離婚が成立していない夫がいたのだ。
メラニーは、離婚届にサインをしてもらうため、故郷アラバマに向かった。
そして、実家には寄らずに、夫ジェイクの所に行く。
ところがジェイクは、応じない。
夫婦共通の預金を使い果たしても、ジェイクはのらりくらりと躱すだけだ。
夜、バーに行くと昔の仲間達が歓迎してくれた。
しかしメラニーは、酔いに任せてみんなを罵倒し、友人のボビーがゲイだと暴露してしまう。
酔いつぶれたメラニーをジェイクが家まで連れて行き、サインした離婚届を彼女の枕元に置いた。
翌朝、メラニーはボビーの家に謝罪に訪れると、新聞記者を装ったケイトのスパイがやってきて、根掘り葉掘り聞いていった。
昨日の一件にもかかわらず、ボビーは、うまく口裏合わせをしてくれたし、ジェイクが離婚届にサインをしなかった理由も知り、心が揺れ動く。
そんなところへ、アンドリューが突然やってきてしまった。
ジェイクが、いい。
自分を重ね合わせて、切なくなる作品だ。