コメディタッチのサスペンス、アメリカの映画である。
国家保安庁のブラット将軍が、精神分析医のスノー博士のところにきた。
理論物理学者ビンチェンティの治療を依頼しに来たのだ。
ビンチェンティは、かつてスノー博士の患者であり、ノイローゼが再発したのだった。
極秘研究をしているビンチェンティは、敵国から身を守るために隠れ家にいる。
スノー博士は、毎日、夜になると目かくしされて車で古い館へ連れて行かれた。
ある日、ビッキーという女性が博士に近づいてきた。
彼女はビンチェンティの妹であり、兄のことを知りたかったのだ。
また、CIAだという男も、近づいてきた。
彼は、スノー博士のしていることは国家反逆罪だ、ビンチェンティの居場所を教えろと言う。
しかし、毎夜、目かくしされて連れて行かれるので、館の場所は分からない。
ドタバタ喜劇ではない。
あざとさがないのが良い。
コメディタッチのシリアスな映画は、邦画では失敗作が多い。
成功しているのは、「踊る大捜査線」 のシリーズ第一作くらいだろうか。