アメリカの映画である。
ニューヨークの地下鉄。
コート、帽子、メガネ、口ひげと、同じように変装した男が四人、別々の駅から荷物を抱えて乗り込んだ。
最後に乗り込んだ男が運転士に銃を突きつけ、列車をハイジャックする。
犯人達は先頭車両だけを切り離し、十数人の乗客を人質にした。
丁度その時、地下鉄公安局のガーバー警部補が、東京からの視察団を連れて管制センターを案内してきた。
そこに犯人からの無線が入り、ガーバーが交渉を始める。
犯人は、百万ドルを古い札で要求してきた。
1時間以内に用意しないと、人質を1分ごとに殺していくという。
ニューヨーク市長に相談し、対応を決めるのに手間取っている間に、駅員が一人、ハイジャックされた列車に近づいた。
犯人グループの一人が、機関銃で駅員を射殺。
制限時間が迫っているが、身代金の準備が整わない。
盛り上がりのない作品である。
警察は、全く活躍しない。
人物を描いていないので、観ていて気持ちが入らない。
管制センターにいる人々が、自分に関係ないや、みたいな態度でいるのもリアリティがない。