黒澤明監督の「用心棒」 を、ハリウッドがリメイクした作品である。
主演は、ブルース・ウィリス。
1930年代、禁酒法が施行されていた頃、西部の小さな町ジェリコに東部から一人の男が逃げてきた。
この男は、ジョン・スミスと名乗っている。
車を停めて女に見とれていると、若者から言いがかりを付けられ、銃で車を壊されてしまった。
修理に出している間、ジョンは酒場に寄る。
そこて、店長のジョーから町の様子を聞き出した。
この町は、ドイルとストロッジ、二つのギャングが勢力争いをしている。
保安官は双方から賄賂をもらっていて、全くアテにならない。
住民達は、みんな出て行ってしまった。
ジョンは、この話を聞いて、両方のギャングから金をせしめようと考えた。
まず、自分の車を壊した男がいるドイルの事務所に行った。
そこで、その男を早撃ちで射殺した。
敵対するストロッジは、その話を聞いてジョンをスカウトする。
しかし、ストロッジの従弟が反対し、ジョンは一旦その場を去って売春宿に入った。
そこで、ドイル一味に襲撃されるが、返り討ちにする。
そのことで、改めてストロッジにスカウトされた。
ジョンは、ドイルの酒が町に運ばれてくるという情報を得、ストロッジに教えた。
ストロッジは、取引場所を襲撃して、酒を横取りする。
ジョンは、うまく立ち回って一儲けするのだが、捕まって痛めつけられたりもする。
「ダイ・ハード」 みたいに、痛い目に遭うところが、ブルース・ウィリスの見せ場でもある。
リメイク版は、さすがにアメリカが舞台であって、命が軽い。