むかし、むかし、裕福な家庭に一人の女の子が生まれました。
エラと名付けられ、素直で優しい少女に育ちました・・・。
よく知られた物語である。
幼い頃、母が亡くなり、数年後、父は子連れのトレメイン夫人と結婚する。
その父も、旅先で亡くなってしまう。
その後、意地悪なトレメイン夫人と二人の連れ子に、エラは召使いのようにこき使われる。
辛さを紛らわすために、エラは馬に乗って森へ行った。
そこで、鹿狩りに来ていた青年に出逢う。
青年は、自らを「キット」 と名乗り、見習いをしていると告げた。
この青年が、王子様だ。
城に帰ると王は、王子に結婚相手を探すよう告げた。
王子は、先ほど逢った娘が忘れられず、もう一度会うために「誰でも参加できる」 舞踏会を開き、結婚相手を決めることにした。
ドレスを買ってもらえないエラは、母の形見のドレスを自分に合うように繕った。
舞踏会に出掛ける夫人と二人の娘は、エラに冷たく当たり、エラのドレスを破いてしまう。
残されたエラが悲嘆に暮れていると、老婆が食べ物を求めてきた。
老婆に優しくするエラ。
その老婆は、幼い頃、母によく聞いていた「フェアリー・ゴッドマザー」 だった。
彼女の魔法で素敵なプリンセスに変身したエラは、カボチャの馬車で城へ向かう。
この作品は、CGを駆使して、とても美しい。
主演のリリー・ジェームズも、シンデレラのイメージにピッタリだ。
脚本に、ヘンな細工はなく、観終わった後に満足感が残る。
ただし、吹き替え版だと、不満が残る。
高畑充希が、下手すぎる。
台本を読んでいる感じで、がっかりだ。
観るなら絶対に、字幕版をお勧めする。