ミラ・ジョヴォヴィチ主演、フランス・アメリカ合作の映画である。
フランスは、領土の半分をイングランドに占領されていた。
ドンレミ村に暮らす少女ジャンヌは、信仰心が厚く、しょっちゅう教会に行き告解をしていた。
ある日の告解の後、草原に寝そべっていると、不思議な光景を見た。
剣が、天から降りてきたのだ。
目を覚まして村に帰ると、そこは英国軍に襲撃されていた。
自分の家に駆け込んだジャンヌは、姉に身を隠してもらう。
そこへ、英国軍の兵士が入ってきて、剣で姉を貫き強姦した。
ジャンヌは、扉の隙間から見ているしかなかった。
数年後、シャルル王太子の元に、「ロレーヌの乙女」 ことジャンヌから手紙が届く。
ジャンヌはシャルルに謁見し、軍を与えられた。
そして、オルレアン奪回のための戦いが始まる。
前半の戦闘シーンは、凄まじい迫力だ。
アドレナリン出まくり、エキサイトさせられる。
後半は、宗教色が強く、いろいろと考えさせられる。
ジャンヌ・ダルクは、歴史上実在した人物で、彼女の人生の結末もよく知られている。
この作品は、幼少の頃からの一生を描いたものだ。
最期まで描かれているので、なんだかやるせない気分にさせられる。
さらに3時間近い長編なので、オルレアン奪回までの2時間ほどの作品でも良いかな、とも思う。
それだったら、観終わった後の興奮が、半日は続くだろう。