石原裕次郎主演、日本の映画である。
深夜の門司港で、人のの船員が刺殺された。
殺されたのは、海洋丸の一等航海士・吉江吾郎の父親だ。
父が昔シンガポールで買ってきたナイフが、凶器だった。
その後、吾郎は事件に納得がいかないまま、海洋丸に乗り込む。
そこに、二人の新人が入ってきた。
一人は野村千吉、もう一人は佐々木という男だ。
何か、隠しているような雰囲気だ。
出港して間もなく、吾郎の婚約者明子が、無断で乗り込んでいたことが分かった。
彼女は、船長・鮫川の娘でもある。
さらに、野村千吉を追いかけて、飲み屋の女・朱美も、密かに乗り込んでいた。
このことで、船員達が揉める。
主人公千吉は、船長の鮫川といわくがあった。
海洋丸が、嵐に突っ込む。
石原裕次郎ファンでなくても、楽しめる作品だ。
父の敵を目の前にして、落ち着いていられるかどうかは、疑問は残る。
ラストは、なかなか良く纏まっている。