ベネディクト・カンバーバッチ主演、アメリカの映画である。
魔術師カエリシウスが手下を引き連れ、魔術書庫の番人を殺害、禁断のページを破って盗み出した。
フードを被った人物が彼らを追い、結界を作ってその中で戦いが始まる。
カエリシウス達は、追い詰められるも、次元の穴を作って逃げおおせた。
主人公スティーブン・ストレンジは、天才的神経外科医だった。
しかし、交通事故で重傷を負い、手術を繰り返すも、両手は元のように動かなかった。
絶望した彼は、脊髄断裂で下半身麻痺から回復した男の話を聞き、会いに行く。
その男から「カーマ・タージ」 という施設を聞いたストレンジは、カトマンズを訪れた。
そこで師匠となるエンシェント・ワンから奇跡的な情景を見せられ、弟子入りした。
彼は、修行によって、魔術を身につける。
そして、暗黒次元の魔術を使うカエリシウスとの戦いが始まる。
CGを駆使した映像は、最高に美しい。
パラレルワールド、アストラル体など、オカルトや精神世界に興味のある人は、入りやすいだろう。
そういうものに全く興味のない人も、CGとアクションシーンは、楽しめる。
登場人物の裏側が描かれていないから、人物が薄っぺらい。
エンシェント・ワンの吹き替えをしている樋口可南子は、下手すぎて話にならない。
ド素人に吹き替えをさせる風習は、いつまで続くのやら。