アメリカの映画である。
ニューヨークのホテル、部屋をきれいにした男が窓際に立っている。
通行人がそれを見つけて、飛び降り自殺だと大騒ぎだ。
男の名前はニック・キャッシディ、元刑事である。
ウォーカーという偽名で、チェックインしていた。
ニックは4000万ドルのダイヤを盗んだとして、逮捕され服役していた。
服役中に彼の父が亡くなり、彼は、葬儀に参列することを許される。
葬儀の最中、彼は弟ジョーイと殴り合いの喧嘩を始め、混乱に乗じて逃走した。
通報を受けホテルに駆けつけたマーカス刑事が、自殺を思いとどまるよう説得を始める。
しかし、ニックは、交渉相手にリディア・マーサー刑事を指名した。
マーカスはリディアに説得を任せて、室内を調べるが、指紋は拭き取られていて、身元を割り出すものもなかった。
その頃、ニックの無線機に連絡が入った。
弟のジョーイとその恋人マリアが、向かいのビルへの潜入に成功したのだった。
ニックは、彼らをビルに潜入させるために、騒ぎを起こして、衆人の関心をこちらに向けさせていたのだった。
向かいのビルには、ニックが盗んだとされるダイヤの持ち主イングランダーの事務所がある。
濡れ衣を晴らすために、弟たちを忍び込ませたのだった。
ハラハラドキドキの展開が、最初から最後まで続く。
観終わったあとの疲労感が、心地よい。