メキシコから不法に国境を越えてアメリカに入る集団。
国境警備員を殺害して、逃走した。
半年後、ロシアと関係が深い上院議員が暗殺された。
FBIが監視している最中の出来事だったが、この事件はCIAに引き渡された。
喉を搔き切る手口から、かつて暗躍したソ連の暗殺者集団「カシウス7」 の首領カシウスの仕業だと思われた。
CIA長官は、かつてカシウス7のメンバー6人を始末した元CIAのポール・ジェファーソンに、コンタクトを取った。
ポールは既に引退して悠々自適な暮らしをしていたが、カシウスを知る適任者だ。
ポールは、模倣犯だとして依頼を撥ねつけるが、結局FBI捜査官ベン・ギアリーと組んで捜査を始めることになった。
ベンは、修士論文の題材にカシウスを用いるほど彼に興味を持ち、調べ尽くしていた。
CIA長官は、ポールによって殺されたはずのカシウス7のメンバーの1人ブルータスが生きていることを告げる。
2人は、ブルータスに話を聞くため、彼が収監する刑務所を訪れた。
この作品では、カシウスの正体が、早々に明かされる。
ということは、それ以上に驚かせる展開が、後々繰り広げられるということだ。
楽しめる作品である。
リチャード・ギアは、当時60歳くらいのはずだが、アクションシーンもなかなかのものだ。