アメリカの映画である。
2008年、モンテネグロ。
CIAの若きエージェント、メイソンは、オープンカフェで女生徒いちゃついていた。
そこに、師匠とも言えるピーター・デヴェローが近づいてきて、「仕事中に親しい女性を作るな」 と忠告した。
彼らの任務は、大使をテロリストから守ることだった。
大使に変装したデヴェローが囮になり、出てきたテロリストをメイソンが狙撃するという作戦だった。
現場には民衆が多く、デヴェローは作戦中止を命じる。
しかし、テロリストが発砲し始めたため、メイソンは狙撃した。
その際、子供が一人、犠牲になった。
5年後、引退したデヴェローは、スイスで平穏に暮らしていた。
そこに、元同僚のハンリーが訪ねてきた。
ロシアに潜伏中のナタリアが、次期大統領候補フェデロフに関する重要な情報を掴んだ。
その引き渡しの相手に、デヴェローを指名したという。
デヴェローは、窮地にあったナタリアを拾い、車で逃走する。
ナタリアからの情報を本部に伝えた直後、彼女は狙撃された。
狙撃したのは、メイソンだった。
正義と悪が交錯するややこしさが、面白い。
師と弟子の対決、という要素もある。
主人公が、あまり追い込まれないから、盛り上がりに欠ける。