日本のアニメーション映画である。
冒頭、工藤新一が江戸川コナンになったいきさつが、ダイジェストで紹介されている。
夜、少年探偵団の一人・歩美のマンションのベランダに、怪盗キッドが颯爽と現われ、警察の追跡を振り切り、去っていった。
キッドから、警察に犯罪の予告状が届く。
ロマノフ王朝の秘宝「インペリアル・イースター・エッグ」 を頂戴するというものだった。
犯行日時、場所が、暗号の形で予告されている。
この宝物は、鈴木財閥が所有していて、大阪で展示会が開かれることになっていた。
毛利小五郎は、蘭とコナンを連れて大阪に入る。
最後まで緊張感を持って楽しめる作品だ。
観客も真犯人を推理しながら観るのだが、上手く別の人物にミスリードしている。
邦画がつまらないのに、アニメがなぜ面白いのか。
その理由の一つが、台詞だ。
アニメの台詞は、全てに意味を持たせていて、丁寧だ。
ぶっきらぼうな台詞も、丁寧なのだ。
それに比べて、実写の邦画は、台詞が軽い。
俳優や脚本家は、アニメを観て勉強すべきだろう。