captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ヴィンセントが教えてくれたこと

ビル・マーレイ主演、アメリカの映画である。

 

ヴィンセントは、市場でリンゴをくすねた。

 

自宅に戻って、売春婦と楽しむが、全額支払うお金が無い。

 

自宅を担保に借金していたが、これ以上、融資が受けられないことになった。

 

なけなしの金を競馬に突っ込むが、当たるはずもなく、借金取りに2週間待ってもらう。

 

バーで酔っぱらって帰宅し、もう一杯飲もうと氷を割るが、ハンマーで手を叩き、痛みにのたうち回りながら頭をぶつけ気絶。

 

翌朝、表の騒ぎで目が冷めた。

 

引っ越し業者が、ヴィンセントの植木にトラックをぶつけ、枝が折れて車を直撃。

 

そこで、隣に引っ越してきたマギーとオリヴァー母子に出会う。

 

偏屈で悪態をつくヴィンセントの印象は、2人には最悪だった。

 

翌日、転校初日のオリヴァーは、いじめっ子に目を付けられて財布やスマホ、自宅の鍵を盗まれた。

 

家に入れないオリヴァーは、ヴィンセントに電話を借りる。

 

仕事から戻りオリヴァーを迎えに来たマギーは、ヴィンセントに、ベビーシッターになってもらうことにした。

 

ヴィンセントは、オリヴァーに喧嘩の仕方をし得たり、競馬場に連れて行って大穴を当てたり、バーで注文の仕方を教えたりした。

 

中途半端な作品である。

 

役柄の個性が、よく分からない。

 

「人には多面性がある。」 と言われれば、それまでだが。

 

映画は、白黒はっきりした方が、分かりやすい。

 

寂しい老人と、孤独な少年のふれあいという、ありがちな設定だ。

 

ろくでなしでのヴィンセントの良さが、オリヴァーには見えていて、後半には泣かせるシーンがある。

 

しかし、「アメリカ的なんだよな」、という感じだ。