フランス・イタリア合作の映画である。
主人公テレーズは、リヨンで夫と姑の三人で暮らしている。
夫カミーユと姑は、テレーズを家政婦のようにこき使い、テレーズも従順な嫁だった。
ある日、カミーユは、駅で知り合ったトラック運転手ローランを連れてきた。
病弱な夫と違って逞しいローランに、テレーズは惹かれる
逢い引きを重ねるが、ローランは、こそこそするのがいやだった。
テレーズは、夫に離婚を申し出だ。
カミーユは、泣いて懇願し、離婚させてくれない。
しかし、テレーズの決心は固かった。
カミーユは、パリの親戚の家にテレーズを監禁することにした。
彼女を騙して、列車に乗せる。
不審に思ったローランも、その列車に乗り込んでいた。
こっそり、会う二人。
そこにカミーユが出くわし、喧嘩になる。
そして、カミーユが、失踪する列車から落ちた。
目撃者はいない。
警察は事故として処理をしたが、テレーズは、最後のカミーユの顔が、頭から離れなかった。
物語は、この後意外な展開となる。
原作を読んで、ストーリーが分かっていても、引き込まれる作品だ。