captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

嘆きのテレーズ

フランス・イタリア合作の映画である。

 

原作は、エミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」だ。

 

主人公テレーズは、リヨンで夫と姑の三人で暮らしている。

 

カミーユと姑は、テレーズを家政婦のようにこき使い、テレーズも従順な嫁だった。

 

ある日、カミーユは、駅で知り合ったトラック運転手ローランを連れてきた。

 

病弱な夫と違って逞しいローランに、テレーズは惹かれる

 

逢い引きを重ねるが、ローランは、こそこそするのがいやだった。

 

テレーズは、夫に離婚を申し出だ。

 

カミーユは、泣いて懇願し、離婚させてくれない。

 

しかし、テレーズの決心は固かった。

 

カミーユは、パリの親戚の家にテレーズを監禁することにした。

 

彼女を騙して、列車に乗せる。

 

不審に思ったローランも、その列車に乗り込んでいた。

 

こっそり、会う二人。

 

そこにカミーユが出くわし、喧嘩になる。

 

そして、カミーユが、失踪する列車から落ちた。

 

目撃者はいない。

 

警察は事故として処理をしたが、テレーズは、最後のカミーユの顔が、頭から離れなかった。

 

物語は、この後意外な展開となる。

 

原作を読んで、ストーリーが分かっていても、引き込まれる作品だ。