日本のアニメーション映画である。
友達にきいた「宝島」 の話に夢中になったのび太は、ドラえもんに「宝探し地図」 を出してもらう。
指し示したところは、日本の南、島のないところだ。
丁度その時、テレビのニュースで新島出現の速報が出た。
島に近づくと、海賊達に襲われ、しずかちゃんが掠われてしまった。
ドラえもんは、漂流していた少年フロックを救出する。
フロックの話では、島は巨大な潜水艦で、移動しているという。
一行は、潜水艦を追う。
脚本が完全な手抜きだ。
面白い作品とは、主人公や重要な登場人物が、度重なる危機に追い込まれなければならない。
ポイント・オブ・ノー・リターン直前まで追い込まれてから、危機を脱出する。
この作品では、いつでも帰れる安全地帯を、うろついているだけだ。
そして、問題の解決は全て、「アトセツ」 による。
実は~だったのだ、と。
真剣に脚本を作る人は、アトセツを避けるために、随所に伏線を張る。
わざとらしくないよう、極めて自然に伏線を張れるかどうかが、腕の見せ所だ。
所詮、子供向け、この程度で良いだろう、という侮りが見て取れた。