主人公ドン・ジョンストンは、コンピュータービジネスで成功して金持ちになった。
悠々自適で、これ以上望むものもなく、無気力な日々を送る中年男性である。
同棲していたシェリーは、ついに愛想が尽きて出て行ってしまった。
そんな彼の元に、ピンクの手紙が届いた。
差出人の名前は、書かれていない。
20年前に彼と別れてから、息子を産んだ。
息子は、ドンを探して旅に出た、と書かれている。
隣人のウィンストンに見せたところ、別れた女に違いないから、探せという。
ドンは、20年前に別れた女の住所を尋ね歩いた。
一人目、二人目、三人目と「ピンク」 の共通点はあったが、それだけだった。
四人目の女性とは喧嘩し、男に殴られる始末だ。
そして五人目は、墓地に眠っていた。
この後、帰宅すると2通目の手紙が来た。
また、彼の息子かも知れない青年とも出会うが。
なんとも、スカッとしない作品だ。
人生とは、そんなものだと割り切ることもできる。
映画の世界なのだから、実生活を忘れさせてもらいたいね。