アメリカの、アクション映画である。
ピッツバーグに住むネイサンは、普通の高校生だ。
ただ、父親から、毎日格闘技の訓練を受けていた。
向かいの家には、幼なじみのカレンが住んでいて、ネイサンは恋心を抱いている。
ネイサンは、時折、悪夢を見た。
女性が男に殴り殺される夢だ。
彼は、精神科のベネット医師に相談するが、はっきりと答えてもらえなかった。
ある日、ネイサンは、宿題のレポートを作成するためにネットを見ていると、失踪児童サイトに幼い頃の自分の写真を見つけた。
サイトにメールしてみると、相手は住所を聞いてきた。
相手は、逆探知を始め、遠隔でウェブカメラを起動した。
そして、ネイサンの写真と住所を特定した。
相手は、ある男に連絡する。
ウェブカメラが起動していることに気づいたネイサンは、すぐにパソコンを閉じた。
別の日、彼は母に、自分は実の子ではないのかと聞いた。
母マーラは、涙を流し、そうだと答える。
それを父ケビンに伝えようとした時、男が二人入ってきた。
マーラと、男達が格闘する。
やがてマーラが射殺され、駆けつけたケビンも殺された。
ネイサンは、一旦は逃げたものの気になって戻ってきたら、カレンが捕まっていた。
彼は、格闘の末、相手の男を倒す。
男を尋問すると、「レンジに爆弾が仕掛けてある。」 と言う。
確かに、それはあった。
ネイサンはカレンを連れて、プールに飛び込む。
その瞬間、家は木っ端微塵になった。
怪我をしたカレンを病院に連れて行き、ネイサンが警察に電話すると、なぜだかCIAに繋がり、バートンという男が会いたいという。
そこで待っていろと、指示された。
ふと見たテレビニュースで、家の爆発が報じられていたが、犠牲者はいないと言っている。
ネイサンは、不審に思いカレンを連れて逃げ出した。
そこへベネット医師が現われ、二人を車に乗せ、真相を語る。
見応えのある作品だ。
スリリングなシーンが続き、最後まで気が抜けない。
ただ、いくら格闘技を習っているとはいえ、普通の高校生が、このような行動が取れるだろうかと、疑問を持ってしまう。
だから、映画なんだよと、納得しよう。