イタリアの西部劇、いわゆるマカロニ・ウエスタンである。
流れ者のガンマンが、メキシコとの国境付近の街にやってきた。
女が1人、あとは無人の街だ。
店に入って、置いてあったウイスキーを飲んでいると、男が顔を出して「立ち去れ」と言う。
ガンマンは、持っていた酒瓶で男を殴り倒し、二階の部屋に入った。
外では、黒ずきんの男達がメキシコの兵隊を待ち伏せして、全身を射殺。
制服を奪い、メキシコ軍になりすました。
一味の首領はアギラと呼ばれている。
ガンマンは、アギラ達の所へ行き、金貨が運ばれてくるという情報を伝えた。
彼らは協力して、金貨を強奪する。
一味は、ガンマンをリンチに掛けた。
後は、主人公のガンマンが活躍する、普通の作品である。
台詞も、役のある登場人物も少ない。
プロットは、しっかりとしていて、無駄がない。
目一杯そぎ落として、短めの作品になっている。
付けられている邦題は、映画の内容にはそぐわない。
暁も用心棒も、出てこない。
映画を観ないで付けられたのだろう。