オーストラリア・アメリカ合作の映画である。
マッドマックス・シリーズ4作目だ。
未来の地球、核戦争で大地は砂漠化してしまった。
そして、人の寿命は半分になっていた。
主人公マックスは、元警察官だ。
彼は、暴走集団に襲われ、拉致された。
連れて行かれたのは、イモータン・ジョーという男が支配する砦だった。
ジョーは、豊富な地下水とそれによる農作物を手に、人々を支配していた。
若い男達は、名誉の戦士を遂げるべく洗脳されていて、「ウォーボーイズ」と呼ばれている。
寿命の短い彼らは、常に輸血が必要だった。
囚われたマックスは、ウォーボーイズの1人、ニュークスの専用輸血ドナーにさせられた。
砦には石油が出ないので、時々、ガスタウンまで取引に出掛ける。
その日、フェリオサという名の女性隊長が、タンカーを運転して出発した。
途中で、進路を変える。
子供を産ませるために囚われていた若い女性達を、密かに乗せてきていたのだ。
フェリオサは、彼女らを連れて、生まれ故郷を目指した。
異変に気づいた砦では、イモータン・ジョーが先頭に立ち、ウォーボーイズ達の集団で追跡を始めた。
マックスは、ニュークスの「輸血袋」として、車の前に鎖で縛り付けられていた。
この後は、戦いの連続である。
シリーズ2作目からは、同じ路線だ。
物語を楽しむのではなく、派手な戦いを堪能しよう、という作品といえる。
全篇を通じて、心拍数が上がりっぱなしになる。
心臓の弱い人は、やめておいた方がいいかも知れない。