日本のアニメーション映画である。
マスターと呼ばれる魔術師が、サーヴァントという使い魔 ( 英霊 ) の助けられながら、聖杯を取り合う。
聖杯は、それを手にしたものの願いを叶えるという。
10年前、聖杯の争奪戦で冬木市は、多数の死傷者を出す大災害となった。
その時の生き残り、衛宮士郎 ( えみやしろう ) が、主人公だ。
マスターとしての能力が覚醒した士郎は、サーヴァント・セイバーと共に、聖杯争奪戦に参戦する。
劇場版となったこの作品を楽しむには、ゲームやテレビアニメで知識を得ている必要があろう。
いきなり観たら、ついて行けないかもしれない。
登場人物の口を通して、それなりの説明はあるが。
知識のある人にとっては、この説明は煩わしい。
日本のアニメーション映画だけあって、映像は美しい。
それに、吹き替えが全員、プロの声優であることも嬉しい。
近頃は、客集めのために、吹き替えはド素人の女優や芸人を使う傾向がある。
このような、まともな作品は珍しい。