アメリカの映画である。
実写にアニメを組み合わせている。
映画界のスターであるロジャー・ラビットは、このところ精彩がない。
妻のジェシカが浮気しているようで、気持ちがそちらへ行ってしまっているのだ。
社長のマルーンは、ジェシカはオーナーのマービン・アクメと浮気していると考え、探偵のエディに調査を依頼した。
エディは弟を亡くしてから、酒浸りの日々だ。
乗り気ではなかったが、酒代が払えなくなってきたので、仕方なく引き受ける。
そして、ジェシカとアクメが密会している現場を写真に撮った。
それをロジャーに見せたが、彼は、妻の浮気が信じられなかった。
エディが帰宅して、自宅で寝ていると警察が来た。
アクメが殺されたのだ。
アクメは、頭上に金庫を落とされていた。
これは、アニメキャラクターが住むトゥーンタウンでの、常套手段だった。
そして、エディの弟もトゥーンタウンで、同じようにして殺されたのだった。
現場には、ドゥーム判事が来ていた。
ドゥームは、トゥーン達を溶かす「ディップ」という溶解液を発明していた。
これで、不死身のトゥーンを処刑できる。
ドゥームは、容疑者であるロジャーを捕まえて、死刑に処すつもりだ。
内容は重いが、楽しい作品である。
人間とアニメーションキャラクターが上手く融合していて、全く違和感がない。
ミッキーやドナルドなど、有名キャラクターが沢山出てくるのは、実に贅沢だ。