10万年前の南極。
少女カーラと博士が、腕輪を探している。
それは、石像にあった。
このリングがついた剣を見つけたカーラは、それを引き抜いた。
その途端、タコに似た化け物に襲われ、カーラはリングを海に落としてしまう。
10万年後の東京、夏。
猛暑が続いていた。
ドラミちゃんから「今週は氷難、ペンギンに注意、ラッキーアイテムは星」と占いに出ていると言われたドラえもんだが、信じない。
新聞で話題になっていた南極の氷山へ、のび太と遊びに行く。
氷の遊園地を作って、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫も連れてきて遊ぶ。
トラブルがあって氷が溶け始め、そこでのび太はリングを発見した。
日本に戻って調べると、氷山は10万年前のものだった。
これは大発見かも知れないと、みんなで南極に行く。
古代の遺跡があり、毛むくじゃらの動物が凍っていた。
溶かしてみると、人なつっこくてかわいい。
さらに、ドラえもんの姿をした物が凍っていて、溶かしてみるとペンギンの姿になって襲ってきた。
急速冷灯で、これを凍らせて一息をつく。
一同は、タイムマシンを使って10万年前に移動した。
この作品は、理屈っぽくて面白味に欠ける。
ただ、たくさん伏線を張っていて、「ああ、あれか。上手いなあ。」と感心させられるところが多い。
緻密なプロットを組み立てることが主になって、感動を演出できていない。
「おばあちゃんの思いで」は、なかなか超えられないようだ。