会計士のジーン・ワトソンは、妻を亡くし、一人娘を連れてロサンゼルスにやってきた。
正午に列車を降りたところ、警察に呼ばれて車のところへ行く。
そこで、銃とターゲットの写真を渡され、暗殺を強要された。
彼らは、警察官に扮した、犯罪者達だったのだ。
午後1時半までに仕留めないと、娘を殺すと言われ、娘は拉致された。
ジーンは、銃を忍ばせ指定されたホテルに向かう。
一味のスミスという男に見張られていて、逃げることも警察に駆け込むことも出来ない。
ターゲットは女性州知事であり、このホテルで演説の予定だ。
ジーンは、銃を持っていたにもかかわらず、すんなりホテルに入ることが出来た。
警備主任が、犯人達とグルだったのだ。
ジーンは、侵入できたとはいえ、知事を暗殺するわけにもいかない。
何とか女性スタッフ、クリスタに話ができ、計画を打ち明ける。
クリスタは知事の夫に相談するが、そこへスミスが来て、クリスタを射殺した。
知事の夫も、グルだったのだ。
ジーンは知恵を絞り、靴磨きのヒューイを通して、やっと知事にたどり着く。
暗殺計画を話すが、知事は半信半疑だ。
そして、彼女は演説に向かう。
指定された時刻が、近づいてくる。
ジョニー・デップの演技が、ピカイチだ。
娘を救うために必死で何とかしようとするが、その度に邪魔が入る。
精神的に追い込まれていく姿に、引き込まれてしまう。
この作品は、実際の時間と同じペースで映画の中の時間が進んでいる。
だから余計に、「現実味」のある作品となっている。