ロバート・レッドフォード監督、アメリカの映画である。
20世紀初頭、モンタナ州の田舎町が舞台だ。
厳格なマックリーン牧師には、二人の息子がいた。
真面目な兄ノーマン、やんちゃなポール。
仲の良い二人は、父親からフライフィッシングを習い、腕を上げていく。
時が過ぎ、ノーマンは東部の大学に進学した。
ポールは地元の大学に進学し、地元で新聞記者となった。
大学を卒業したノーマンが、6年ぶりに帰郷する。
友人達と再会し、パーティーに出掛け、ジェシーという女性と出逢う。
ポールは、仕事も遊びも酒も思う存分やっていて、フライフィッシングの腕は、芸術の域に達していた。
真面目なノーマンは、それが羨ましかった。
ある日、警察から連絡が来た。
ポールが酒に酔って、連れの女性をからかった男を殴り、留置場に入れられたのだ。
ノーマンは、迎えに行く。
父子3人が、大自然の中でフライフィッシングを楽しむ光景は、とても美しい。
しかし、ポールには、常に不安感が付きまとう演出をしている。
これが、全篇を通して不愉快な映画にしているのだ。
ロバート・レッドフォードは、こういうサスペンスが好きなのだろう。