メリル・ストリープ、ピーター・マクニコル主演、アメリカの映画である。
第二次大戦後、南部の田舎で育った青年スティンゴは、小説家になることを夢見てニューヨークに来た。
自分発見の旅、である。
彼は、ピンクの安アパートに部屋を見つけ、住むことになる。
怒鳴り声が聞こえるのでドアを開けると、階段のところで男が女を罵倒していた。
これが、スティンゴと,ネイサン、ソフィーとの出逢いだ。
翌日、昨日のお詫びだとして、スティンゴは彼らに朝食を誘われた。
スティンゴは彼らの部屋に行き、2人のプロフィールを聞く。
製薬会社で働いている。
ソフィーは、ポーランド移民で、ナチの強制収容所に入れられていた経験を持つ。
初めのうちは親友として2人見ていたスティンゴだが、やがてソフィーに惹かれていく。
ソフィーには、彼に話していない過去があった。
小説を映画化したものであるが、原作の持つ重苦しさを、きちんと表現している。
ソフィーが経験した悲惨な過去と、「自分探しの旅」などと言う軽い気持ちの青年。
彼は、この経験を元に小説を書くのだろうか、と思わせる仕上がりだ。
ラストは、ちょっと辛い。