日本のアニメ映画である。
昔、魔女の国から若い魔女が「夜間飛行」という花の種を盗み出した。
逃げる途中、地上に落下し、種や乗っていた箒は森の中に隠れてしまった。
数十年後、メアリという赤毛の少女が伯母さんの家に引き取られてきた。
ある日メアリは、猫の後を付いて森に入り、綺麗な花を見つけて一輪持ち帰った。
翌日、彼女は再び森に入り、古びた箒を見つけた。
偶然、「夜間飛行」の花の汁が手に付き、その手で持った箒が動き出す。
魔女の箒だったのだ。
メアリは、それに乗って魔女の国へ行く。
米林宏昌監督の、美しい作品である。
ジブリの作品に比べたら、スケールは小さく、話も広がらない。
吹き替えも学芸会みたいだ、猫の声以外は。
映像が綺麗なだけに、勿体ない。
吹き替えに、客寄せのため名の知れた俳優を使うのだろうが、プロの声優と比べたら、雲泥の差がある。
「大谷翔平は上野由岐子の球を打てないし、メッシはラグビーの試合で活躍できない。」
映画界の人達は、このことが分かっていないようだ。