グレゴリー・ペック主演、アメリカ・イギリス合作の映画である。
アイラ・レヴィンの小説を映画化したものだ。
第二次大戦が終了して約30年後、パラグアイでナチスハンターの青年がヨーゼフ・メンゲレ博士を見つけた。
メンゲレはナチスの残党を集め、暗殺計画を実行させる。
65歳になった公務員94人が標的だった。
この会議を盗聴した青年が、ナチスハンターとして実績のあるリーバーマンに連絡中に殺された。
リーバーマンは、捜査に乗り出す。
暗殺された人達は、年の離れた妻がいて、幼い息子がいた。
妻は、無は子を溺愛しているという共通点もあった。
リーバーマンは、西ドイツで面接した遺族の子供と同じ顔をした少年に、マサチューセッツの遺族の家で出逢い、疑問を持つ。
科学者の元を訪れ、調査結果を示し合わせて、「少年は、ヒトラーのクローンではないか」と結論を出した。
グレゴリー・ペックが、メンゲレ博士を演じている。
問題は解決して終わるが、余韻が残る作品だ。
この先、どうなるのだろうかと。