ハンフリー・ボガード主演、アメリカの映画である。
16世紀、マルタ騎士団により作られた像「マルタの鷹」を巡るサスペンスだ。
「マルタの鷹」は海賊に盗まれ、長らく行方不明になっている。
20世紀、ロサンゼルス。
サム・スペードは、マイルズ・アーチャーを相棒に探偵事務所を開いていた。
ある日、一人の女が来て、妹を連れ戻して欲しいと依頼した。
調査を始めたマイルズが殺される。
女は、ブリジッド・オショーネーといい、妹の話はでっち上げだった。
ここに、カイロ、ガットマンという二人の男が絡んでくる。
ロシアの将軍が手にしているらしい鷹の像を、なんとして持てに入れたいのだった。
緻密なプロットと、テンポの良い展開で、集中していないと訳が分からなくなるだろう。
私は、ダシール・ハメットの原作を先に読んでいたので、すんなり入り込めたが。
原作に忠実で、違和感なく楽しめた。
ハードボイルドとは何か、良くわかる作品だ。