ケヴィン・ベーコン、フレッド・ウォード主演、アメリカの映画である。
西部の現代劇風に、物語は始まる。
ネバダ州の田舎町で便利屋を営むバルとアールは、貧乏生活から抜け出すために、隣町ビクスビーへ向かった。
途中、鉄塔に昇っている老人・エドカーを見つけ、近づいてみると、彼は死んでいた。
遺体を町に運んで保安官に引き渡し、再びビクスビーへ向かうが、今度は農場で食い荒らされた羊とフレッドの千切れた頭を発見した。
「殺人鬼がいる」と、途中で道路工事をしていた人に警告しながら、町に戻った。
2人は、助けを呼ぶためにビクスビーへ向かう。
今度は、崖崩れで道がふさがれていて先へ進めず、しかも、道路工事をしていた作業員のヘルメットが、肉片と供に転がっていた。
あわてて、町へ戻る。
乗っていた車には、千切れた蛇の一部みたいなものが絡みついていた。
地面の下を高速で這い、人や動物を襲う凶暴な化け物の話である。
のちに、シリーズ化される。
これは、その第一作だ。
最初の一匹が、あっさり死んだので、「はあっ」て感じだったが、まだ3匹残っていて、住民を襲う。
主人公が窮地に追い込まれていくのは、スリルがあって良い。
演出がうまい。
ただ、化け物が地下を進む姿は、必要なかった。
リアリティーがなく、興醒めした。