アメリカの映画である。
少年ジェシーは、母親に捨てられ孤児院にいた。
しかし、脱走してストリートチルドレンになる。
ある日、警察に見付かり水族館に逃げ込んだところ、一頭のシャチに魅了された。
ジェシーは孤児院に連れ戻され、里子に出された。
心を開かないジェシーは、里親から水族館のペンキ塗りを命じられた。
そして出掛けて行った水族館で、シャチのウィリーと再会する。
ウィリーは誰にもなつかなかったが、ジェシーの吹くハーモニカには、うっとりと聞き入っていた。
やがて、ウィリーとジェシーは心を通わせるようになる。
ウィリーも母親から引き離され、ジェシーと似た境遇にあったのだ。
ウィリーは、ジェシーの指導で、様々な芸を覚えていく。
しかし、披露する日に客が興奮して、集団で水槽を叩いたりしたため、披露できなかった。
水族館の持ち主は、ウィリーに保険を掛けて殺そうとしている。
ジェシーは、何とかウィリーを逃がそうと画策する。
この映画は、感動できる。
ものを言わないウィリーが、演技をしているのだ。
シャチは、海のギャングと言われたり、集団でアザラシを狩るシーンが放送されたりして、凶暴な動物だと思われている。
それは誤解だ。
非常に頭の良い動物なのである。
鴨川シーワールドへ行きたくなる映画だ。