アメリカの映画である。
モノクロで撮影されている。
ニューオーリンズでDJをしているザックは、仕事をさぼってばかりいた。
恋人に愛想を尽かされ、アパートの前で酒を飲む毎日だ。
ぽん引きのジャックは、恋人から金遣いの荒さを指摘され、機嫌が悪い。
そこへ、仲違いしている同業者の男が来て、仲直りの印として売春婦になりたがっている女を紹介するという。
ジャックは指定されたホテルの部屋に入り、暗がりでベッドに横たわっている女に話しかけた。
そこへ、警官がなだれ込みジャックは銃を突きつけられる。
灯りを点けると、未成年だ。
ジャックは、少女売春の罪で逮捕された。
飲んだくれているザックの元にマフィアが来て、車を運んでくれと言う。
ザックは1000ドルで引き受けた。
運転中にパトカーが来て取り調べを受けると、トランクの中に男の死体。
ザックも、無実の罪で逮捕された。
ザックとジャックは、刑務所の同じ房に収容された。
暫くして、イタリア人のロベルトが、同じ房に収容された。
ある日ロベルトは、抜け道を見つける。
そして、3人で脱走した。
抑揚の少ない、退屈な作品だ。
芸術的な作品なのだろう、エンタテイメントではない。
モノクロにすることで、登場人物の心の変化を感じ取ってもらいたいのだろう。
成功しているとは言い難い。