captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

サイレント・ワールド 2012

アメリカのB級、パニック映画である。

 

アイスランドの火山が噴火して、割れた氷河が北米大陸に向けて流れ出す。

 

気象学者のビルは、娘をニューヨークに送り出すため、空港に来ていた。

 

その時、現地にいた科学者との通信で、その事実を知る。

 

やがて氷河が、カナダやアメリカに押し寄せてくるのだ。

 

メイン州にいるビルは、息子と妻を連れ、娘を救いにニューヨークへ向かう。

 

氷河が来襲してくることで、気象が荒れ、飛行機が欠航し、車で向かうしかなかった。

 

この映画は、全てが荒唐無稽である。

 

アイスランドの氷河は、カナダやアメリカ北部を壊滅させるほどの量はない。

 

登場人物にも、周りとの対応も、全く真実味がない。

 

CGが稚拙なのは、低予算ゆえのことだ。

 

それよりも、一直線で、伏線のないシナリオ。

 

登場人物の幅を広げる、裏の人生を見せるシーンもない。

 

最初から最後までパニックの連続で、抑揚のないシナリオである。

 

こういう駄作は、勉強になる。

 

将来、映画制作に進もうという人は、こんな作品を沢山観ることだ。