アーサー・ヘイリー原作の小説を映画化したものだ。
アメリカの映画である。
冬。
シカゴのリンカーン空港は、大雪に見舞われていた。
積雪のせいで、着陸した旅客機がメイン滑走路をふさいでしまう。
空港長のメルは、整備士のジョーに出てきてもらい、飛行機をどけさせようと必死だ。
別の滑走路から飛び立ったイタリア行きの旅客機には、爆弾を持った男が乗っていた。
この作品では、空港長と機長が、それぞれ不倫と離婚問題を抱えている。
爆弾犯人は、失業中で精神的に参っている。
無賃搭乗の常習犯であるエイダというおばあさんが活躍するのだが、これが、古いアメリカ映画に出てくるステレオタイプの老婆だ。
バート・ランカスター、ディーン・マーチン、ジョージ・ケネディなど、大物が出演している。
当然のごとく、原作の小説の方が数倍面白い。
監督の味付けが入るから、仕方がない。
小説を読んでいない人には、それなりに楽しめる。