ディズニーのアニメ映画である。
進化して、肉食動物も草食動物も共に仲良く暮らす理想の世界が舞台だ。
主人公ジュディ・ホップスは、ウサギ初の警察官となった。
彼女は警察学校を首席で卒業し、ライオンハート市長肝いりで中央都市に配属された。
しかし警察署長は、気に入らない。
捜査は屈強な警察官に任せ、彼女は駐車違反の取締をさせられる。
そこで出逢ったのが、詐欺師の狐ニック・ワイルドだ。
その頃ズーランドでは、肉食動物が14頭、行方不明になるという事件が起きていた。
ジュディとニックのコンビが、捜査して行方不明者を見つけ出した。
さらに、一ひねり、二ひねり、物語は続く。
「友情、努力、勝利」という、売れる作品の方程式に沿ったシナリオだ。
内容は、大人でも楽しめる。
波打つような、アメリカのアニメーション独特の動きは、好き嫌いがあるだろう。
日本のアニメの方が動きが自然で、観やすい。
そして、いつものように主人公の吹き替えが、プロの声優ではない。
ディズニー映画なのだから、客寄せパンダは必要ないだろう。
来年、日本で開催されるラグビー・ワールドカップで、本田圭佑や香川真司を呼んでくるようなものだ。
そんなことをするわけがない。
それを、映画ではやっているのだ。
相手役のニックはプロの声優が吹き替えをしているので、掛け合いの違和感が半端ではなかった。