主人公マイケル・デッカーは、合衆国麻薬取締局の元捜査官だ。
事件は、パリで起きた。
夜の駐車場で女性を助けたことがきっかけで銃撃戦になり、相手を射殺する。
リサと名乗る女性は、撃ち殺した男は麻薬の取引をしていて200万ユーロを車に隠してあると言う。
車は、事件の証拠と共に警察の保管場所にあった。
その夜マイケルは、警察に忍び込み、200万ユーロを盗み出した。
その後、麻薬組織との戦いである。
これまでの作品と同じく、彼は、圧倒的に強い。
相手の銃は一発も当たらず、格闘で、顔にパンチを食らうこともない。
だから、つまらない。
スタローンやシュワルツェネッガーに及ばないのは、負けを嫌うからだろう。
弱さを見せない限り、誰も思い入れしてくれない。
その点、ジャッキー・チェンは良くわかっている。
それはともかくとして、今回の作品は、しょぼい。
撃ち合いも、格闘も、いつもの半分もない。
予算が少なかったのだろうか。
彼も、年をとって太りすぎているし。
そろそろ、方向を変える時ではないか。