アメリカの西部劇である。
1865年、北軍は兵士を補充するために若者を徴兵していた。
裕福な家庭のドリューは、西部へ逃げることにした。
兄を戦争でなくしていて、両親が逃がしたのだ。
ミズーリまで来て、そこからは幌馬車で行く予定だったが、そこで出逢った青年に襲われる。
ポケットの金を盗まれ、仕方なく牧師の家を訪ねた。
そこに、犯人の青年がやってきたのを見つけて、大暴れする。
牧師の奥さんが帰ってきて、仕方なく一緒に逃げることに。
ジェイクと名乗った青年は、窃盗グループのリーダーだった。
ドリューは、彼らと行動を共にするしかなかった。
盗んで集めた金を使って馬とロバを買い、西部へ向かう。
途中、ビッグ・ジョー率いる悪党一味に襲われ、命は助けてもらったが、有り金全部取られてしまった。
それでも、旅は続く。
これは、ドリューとジェイクの友情物語と言える。
騙したり騙されたり、殴り合ったり、脅したりしながらも、二人は離れられない。
危険な場所で生き抜くには、信頼していなくても、知っているだけでも一緒にいた方がマシ、ということなのだろう。
ドリューが大事にしている、兄の形見でもある懐中時計が、物語の鍵だ。