台湾の映画である。
台湾の超人気ロックグループ「メイデイ」のギタリスト、シートウ。
主人公アレイはシートウの弟で、毎日たくさん送られてくるファンからのメールを管理していた。
ある日、シュアンと名乗る女の子のメールに、自分はボーカリストだと偽って返事を書く。
シュアンは京劇の団員で、ハルピンに住んでいるが、ハルピンのことは黙っていた。
京劇の台湾公演が決まり、二人は会う約束をした。
シュアンが、「五月の雪」と呼ばれている花を見たいというので、アレイは連れて行くと約束したのだ。
当然、互いの嘘がばれた。
それでも、親密になっていく。
台湾公演が終わり帰途につく彼女に、アレイは「二度と会わない」と心にもないことを言ってしまう。
その後アレンは何度もメールを出すが、返事はない。
暫くして「メイデイ」の、中国公演ツアーが決まった。
その中に、ハルピンが含まれている。
シュアンは、ハルピンにある学校で、京劇の練習を続けていた。
アレイは、何とか会いたいのだが、学校には入れない。
わりと、淡々とした展開だ。
純粋な恋愛映画は、心を洗われる。
それだけ、自分が汚れているのかもしれない。
ラストは、ちょっとハラハラする。