captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ロボコップ ( 2014 )

アメリカの映画である。

 

シリーズ3まで作られた「ロボコップ」の、第一作をリメイクしたものだ。

 

舞台は、近未来のデトロイト

 

オムニコープ社は、軍事用ロボットを海外で売りさばいて大儲けしていた。

 

しかし、アメリカ国内では、感情のないロボットが人を撃つことに抵抗を感じる人が多く、普及していない。

 

CEOは、人間とロボットを融合したアンドロイドの制作を、ノートン博士に依頼した。

 

その頃、武器売買を捜査していたアレックス・マーフィー刑事が、爆破テロで重傷を負う。

 

機械の身体を装着する以外に、生きる道はなかった。

 

アレックスは、アンドロイドとして復活した。

 

彼は、人としての感情が残っていたため、時に射撃を躊躇する。

 

ロボットと同じ性能が欲しいCEOは、アレックスのドーパミン分泌を極端に減らした。

 

その結果、彼は感情のないロボットのようになってしまい、家族に関心を持たず、幼い息子の前でも躊躇なく引き金を引いた。

 

家族、特に父と子の絆を描くところは、アメリカの実情を反映しているのだろう。

 

離婚が多いアメリカでは、父と子が一緒にいることが「理想」の域になってしまっている。

 

それをシナリオに組み込むから、安っぽい作品になってしまった。

 

通信がアクリル板みたいなスマホになっていたり、これまた、アクリル板みたいなタブレットを使ったり、未来的な雰囲気を出そうとしている。

 

二足歩行のロボットが完全自動で動いているのに、車は人が運転している。

 

あらを探せば、つじつまの合わないところが沢山出てくるが、こういう作品も観ておけば、映画の勉強になる。